仮面浪人をするつもりなんだけど、通学しながら受験勉強できるか心配‥‥。
休学して受験勉強するのはアリ?ナシ?
今回は上記の疑問に対して、日東駒専からMARCHへ行った元仮面浪人の私がメリットとデメリットを交えつつ答えていきます。
☑仮面浪人が休学するのはアリかナシか
☑仮面浪人が休学するメリットは微妙
☑休学しても大丈夫そうな仮面浪人生の2つの特徴
仮面浪人が休学するのはアリかナシか
結論から言うと、基本的にはナシだと思います。
なぜなら仮面浪人が休学するには大きすぎる2つのデメリットがあるからです。
その2つとは以下の通り↓
- 再受験に失敗したら地獄
- 危機感が薄れる
1つずつ解説していきますね。
再受験に失敗したら地獄
仮面浪人は本来、再受験に失敗しても最悪仮面先の大学で単位を取っておけば留年せずに卒業できるという言わば保険のようなもの。
しかし休学した場合、単位を手に入れることができないため、再受験に失敗したら仮面先の大学での留年が待っています。
再受験に失敗した時のための保険として仮面浪人という道を選んだのに、落ちたら留年が待っているという時点で保険になっていない‥‥。
また問題は単位や留年だけではなく、2年に進級した時に「友達がいない」ということも重大なデメリット。
大体一年目で交友関係は固まることが多いため、新しく友達を作ったり既存のグループの中に入っていくのは大変だし、悩みの種になってしまうかもしれません‥‥。
危機感が薄れる
休学すると全落ちして行ける大学がないというリスクはなくなるものの、その分少なからず危機感が薄れるはずで、これも大きなデメリットになり得ます。
落ちたら進学先がない現役生や予備校生と、「落ちても休学している大学にいけるし」と考えている仮面浪人生のどちらが頑張って勉強するかは明らかですよね。
「休学しても死に物狂いで勉強するし!」という方もいるだろうけど、受験はほんの少しの差が合否に響いてくるから油断は禁物。
中途半端な休学という形で受験勉強をするよりかは、普通の仮面浪人として大学に通いつつ単位を取るか、いっそ退学して予備校生になるほうが合格率は高いはず。
全落ちが怖いという気持ちもわかりますが、しっかり勉強すれば1年後には仮面先の大学より上のレベルに合格できますよ。
仮面浪人が休学するメリットは微妙
仮面浪人が休学するメリットは、
- 再受験に全落ちしても進学先がある
- 時間が確保できる
- 大学の費用を抑えられる
といった事柄が挙げられますが、どれも良く考えてみると微妙です。
「全落ちしても進学先がある」というのはほぼ留年とセットだし、時間が確保できるのも予備校生と全く同じ。
たしかに休学することで学費は下げられますが、予備校に通うなら結局同じくらいお金がかかります。
※宅浪するなら費用はガツンと下げられるけど、成功率の観点から考えるとおすすめしない。
休学しても大丈夫そうな仮面浪人生の2つの特徴
ここまでで仮面浪人は休学すべきじゃないと書いてきましたが、休学しても大丈夫そうな仮面浪人もいます。
それは以下の特徴を持つ仮面浪人です↓
- 1年の前期で単位をたくさん取り、留年を免れそうな場合
- 仮面先の大学が自分の実力以上の場合
まず1つ目ですが、大抵の大学なら1年の前期にしっかり単位を取っておけば後期が単位0でも4年で卒業できます。(中々厳しい戦いにはなりますが(;’∀’))
なので前期は普通の仮面浪人をしつつ単位を沢山取り、後期を休学して受験に向けてブーストかけるのも戦略としてアリかなと。
後期は受験と大学の試験の日程が近いから、これを回避できるのも大きい。
2つ目は、「早慶志望だけど、本来なら日東駒専レベルの学力の方がまぐれ的に受験時に大当たりしてMarchに受かった」みたいな場合のことです。
この場合、早慶目指して1年勉強してもMarchにも落ちる可能性があるため、保険としてMarchの学籍を持っておくのも良いと思います。
まあ普通に考えれば日東駒専レベルの方が運よくMarchに受かったら喜んで通うから、これに当てはまる人は少数かもだけど。
仮面浪人の休学はリスキー
今回の記事をまとめると、
- 仮面浪人の休学はリスキーでメリットがほぼないからやらないべき
- ただ、前期でしっかり単位を取ったり、仮面先の大学が実力以上の場合はやって良いかも
といった感じです。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ