こんにちは、イムです。
今回は仮面浪人の成功率が低いと言われてる理由とそんな仮面浪人が志望校に合格するための方法について、解説していきます。
筆者は日東駒専からMARCHに進学した元仮面浪人!
仮面浪人の成功率はなぜ低い?
仮面浪人はネットなどでは成功率10%なんて言われているくらい失敗する可能性が高いと考えられています。
私自身は成功することができましたが、周りにいた仮面浪人生の合否状況をみても、あながち10%の成功率は間違ってなさそうです。
仮面浪人はなぜあまり成功しないのか、それは主に以下の3つの大きなデメリットが仮面浪人にはあるからだと思います↓
☑仮面浪人先の大学で単位を取らなければいけない
☑他の受験生よりも勉強時間が取れない
☑受験へのモチベーションが下がり気味になる
順を追って説明していきます。
仮面浪人先の大学で単位を取らなければいけない
当たり前ですが、仮面浪人生は大学で単位を取りつつ受験勉強をしていく必要があります。
入学したばかりの4~5月は目まぐるしい環境の変化を受けるので、まずそれに適応するのに時間がかかってしまいます。
⇒新しい出会いも沢山あるけど、この時期から勉強のブーストをかけるのは困難!
友達や先輩が多くいるなら、講義について相談したりテスト勉強を手伝ってもらえるかもしれないですが、それでも仮面浪人生にとっては大きな負担になります。
必修科目や、出席が単位取得に必須な科目は時間も体力削られるので、いざゆっくり勉強できるときになって眠気が襲ってくるなんてことも‥‥。
また、後期は大学のテストと受験日程が近いこともあってかなりプレッシャーがかかります。
⇒だいたいの大学は後期試験が1月下旬から2月頭まで。大学受験は2月頭から中旬が主なので、超過密スケジュールになる可能性あり(;´・ω・)
4年で卒業できるギリギリの単位数しか1年目で取らないという作戦もありますが、私の場合は実際に落ちてしまったら地獄だと思いフル単近くまで取っていました。
その時に役立った単位の取り方については以下にまとめています。
他の受験生よりも勉強時間が取れない
これはデメリット1にも少し被りますが、仮面浪人はほとんどの場合で現役生や純粋な浪人生よりも勉強時間が取れないことが合格率を大きく下げる要因として考えられます。
仮面浪人は単位取得のために講義に出ないといけないし、高校の時よりも通学時間が増えることもザラ。
一方、他の受験生たちは受験だけに目的を絞って使える時間のほとんどを勉強に全投入できます。
⇒一回受験を経験した経験や知識がストックされているとはいえ、中々仮面浪人にとっては厳しい道のり‥‥。(;´・ω・)
受験へのモチベーションが下がり気味になる
大学生活は楽しい反面、受験へのモチベーションは下がり気味になります。
周りは楽しそうにキャンパスライフを送る中、一人黙々と勉強に励むのは結構大変。
誘惑も多いもので、勉強しようと思ったときに友達に遊びに誘われることもあるかもしれません。
⇒仮面浪人をしていることを明かさない限りは、大学の友達はあなたが再受験をするとは1ミリも考えてないはず。
また、大学の友達に受験することを言わずに1人で黙々と勉強していると、皆を裏切っているという罪悪感のようなものも生まれてきたり‥‥。
相談できる人がいないと視野も狭まってきて勉強に集中できないこともあるので、とても危険。
一方他の受験生たちは、一丸となって受験モードに突入しているので周りの空気がモチベーションを高めてくれるはずなので、仮面浪人は彼らに対して分が悪いです。
ただ、「仮面浪人は裏切りなのか?」という考えは仮面浪人が終わった後の周りの反応【裏切り者なの?】で解説してる通り、間違っているのでその点は安心して大丈夫だと思います。
仮面浪人が合格するには?
仮面浪人が負うことになる3つのデメリットについて説明してきましたが、では、仮面浪人が志望校に合格するにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、「勉強時間の確保」と「モチベーションの維持」の2つです。
勉強時間の確保
「勉強時間の確保」のコツとして私がお伝えしたいのは、「ながら勉強に向いている分野」と「集中して解くべき分野」をしっかりと自分の中で分けて取り組むことです。
ながら勉強は、主に英単語、英熟語、文法、世界史、古典単語といった暗記科目。
集中して解くべき分野は、赤本と英語の長文読解問題です。
仮面浪人は時間がとにかく無いので無駄なことを省く必要があります。
移動時間や大教室の講義では暗記科目をやり、ゆっくりと家や図書館などで時間を測って問題を解けるときは赤本などをやるのがおすすめです。
講義中は中々赤本を解くのは難しいですし、集中できる環境で単純な暗記科目をやるのはもったいない時間の使い方。
メリハリをつけて受験勉強をすると良いと思います。
最近は「スタディサプリ」という講義動画がスマホで見放題のサービスもあるので、お金は少しかかりますがそれを通学中の電車内や空きコマで利用するのも効率的だと思います。
モチベーションの維持
受験へのモチベーションを高めるためには、はっきりとした目標設定と志望校に通う自分をイメージすることが効果的です。
目標設定のために重要なのは模試です。
模試は1~2か月に1度は絶対受けることを特に仮面浪人には強くお勧めします!
漠然と1年間孤独に耐えて受験勉強をするのは、超危険!
「いついつまでにこの範囲を終わらせておく」といった風に模試をペースメーカーとして使えば1年なんてあっという間です。
それに成績が帰ってきたときに自分の順位も確認出来て身が引き締まるので、模試を受けるときも含めて1つの模試で2回モチベーションが高まるはずです。
また、志望校に通う自分をイメージすると勉強に身が入ります。
これは結構簡単で志望大学に数回足を運べば達成できます。
講義に潜ったり学食を食べたり、学園祭に行く、というのも◎
とにかくその大学の空気を吸うとやる気が爆発すると思うのでぜひやってみてほしいです👍
この辺りの仮面浪人中のやる気を上げる方法については以下の記事にもう少し詳しく書いています↓
仮面浪人は過酷
以上、簡単にではありますが仮面浪人生の成功率が低い理由と、そんな仮面浪人が合格するのはどうすればいいかについて解説させていただきました。
こうまとめてみると自分はよく頑張れたな~と思うほどに過酷ですね(;´・ω・)
ただ、そんな過酷な道を選んだという事はそれだけ真剣に人生を生きているという事だと思います。
仮面浪人の先輩として、今仮面浪人中の人や、仮面浪人をしようか迷っている人が報われたらいいなと心から願っています。
では今回はこの辺で終わります。