スタディサプリを使うと不登校が出席扱いになるって聞いたんだけど、それって本当?
今回は、上記の疑問についてお応えしていきます。
☑本記事の内容
- スタディサプリで中学の不登校は出席扱いになるかについて
☑筆者の経歴
- 元家庭教師
- 教育&勉強に関する情報をブログで発信
中学で自分もしくはお子さんが不登校になったら、”出席扱いにする方法”は気になりますよね。
そこで本記事では、「スタディサプリで中学の不登校を出席扱いにできるか」について解説していきます。
結論は、
です。
では、さっそく見ていきましょう。
3分ほどで読めます。
通信教材によって不登校を出席扱いにする7要件
文部科学省は不登校の生徒でもITを利用した通信教材で勉強すれば出席扱いになるように、7つの要件を定めました。
不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行うとき,当該児童生徒が在籍する学校の長は,下記の要件を満たすとともに,その学習活動が学校への復帰に向けての取組であることを前提とし,かつ,不登校児童生徒の自立を助けるうえで有効・適切であると判断する場合に,指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができる。
(1)保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること。
(2)IT等を活用した学習活動とは,IT(インターネットや電子メール,テレビを使った通信システムなど)や郵送,ファクシミリなどを活用して提供される学習活動であること。
(3)訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること。対面指導は,当該児童生徒に対する学習支援や将来の自立に向けた支援などが定期的かつ継続的に行われるものであること。
(4)学習活動は,当該児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること。なお,学習活動を提供するのが民間事業者である場合には,平成15年5月16日付け文科初第255号通知「不登校への対応の在り方について」における「民間施設についてのガイドライン(試案)」を参考として,当該児童生徒にとって適切であるかどうか判断すること。(「学習活動を提供する」とは,教材等の作成者ではなく,当該児童生徒に対し学習活動を行わせる主体者を指す。)
(5)校長は,当該児童生徒に対する対面指導や学習活動の状況等について,例えば,対面指導に当たっている者から定期的な報告を受けたり,学級担任等の教職員や保護者などを含めた連絡会を実施するなどして,その状況を十分に把握すること。
(6)IT等を活用した学習活動を出席扱いとするのは,基本的に当該不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動であること。なお,上記(3)のとおり,対面指導が適切に行われていることを前提とすること。
(7)学習活動の成果を評価に反映する場合には,学校が把握した当該学習の計画や内容がその学校の教育課程に照らし適切と判断される場合であること。
引用:文部科学省
簡潔に言うと、
- 学校側と連携を取りながら通信教材で勉強する
- 勉強した内容を学校側に把握してもらう
という2点を抑えれば出席扱いになる可能性があるということです。
最終的な判断は校長に委ねることになる。
スタディサプリでは中学の不登校を出席扱いにするのは難しい
先に書いたように、不登校でも通信教材で出席扱いにしてもらえる可能性はあります。
しかし、現状ではスタディサプリで中学の不登校を出席扱いにするのは難しいと言わざるを得ません。
その理由は以下の二つです。
- 前例がない
- サポートが弱すぎる
スタディサプリで不登校を出席扱いにしてもらった前例がない
スタサプを使って不登校を出席扱いにしてもらった前例は2021年現在、ありません。
「スタサプなら不登校を出席扱いにできる」と書いてあるサイトも見かけましたが、それも可能性があるというだけ。
実際に不登校を出席扱いにしてもらった例はなく、学校側は前例のない決定を嫌うため、スタディサプリを使っても難しいというのが実情です。
不登校を出席扱いにしてほしくてスタディサプリを始めるのはおすすめしない。
サポートが弱すぎる
不登校を出席扱いにしてもらうには、担任・校長など学校側との連携が不可欠です。
その際にスタディサプリ側にも協力してもらえるなら協議がスムーズに進みますが、スタディサプリにはそういったサポートはありません。
なんのサポートもなしに不登校を出席にしてもらおうと学校側に掛け合っても、なかなか上手くいかないと思う…。
すららは不登校を出席扱いにしてもらった実績のある唯一の教材
ここまではスタディサプリで不登校を出席扱いにしてもらうのは厳しいと書いてきましたが、すららなら可能です。
すららは不登校の生徒を出席扱いにしてもらった実績を公表している唯一の通信教材。
すららの特徴は以下の通り。
- 不登校の生徒でも無理なく勉強できる基礎を中心とした教材
- 小1~中3までの全範囲が学習可能
- 不登校を出席扱いにしてもらえるためのサポートが充実
- 受講者一人につき担当のコーチが一人つく
出席扱いにしてもらうにはきちんとノウハウのある人にサポートしてもらうことが重要。
すららは生徒の様子をキッチリ把握しフォローしてくれるコーチが付くので、非常に心強い味方です。
まとめ:出席扱いにしてもらいたいならスタサプではなくすららがおすすめ
今回は、スタディサプリで不登校を出席扱いにできるか解説してきました。
結論は、
です。
スタサプも成績を上げるためだけならコスパ最高な良い教材ですが、本気で出席扱いにして欲しいならならすららを推奨します。
というわけで、今回は以上です。